田舎そば（いなかそば/inakasoba）

太く黒っぽい色をした野趣のあるそばの総称。白く細い繊細な風味の更科（さらしな）そばとは真逆の存在として比較されることが多い。江戸のそばに対する地方のそばという意味合いで、「山家（やまが）そば」と呼ばれることも。 田舎そばを打つ際は、そば殻をつけたまま製粉したそば粉を使用する。そのため、そばの香りや風味をしっかり味わえる一方で、そば殻ごと挽くことからエグみが強く出る場合もある。