十五人揃いの雛人形の中にいる二人一組の男性の人形。随身とは貴族の護衛をするためにつけられた近衛衛府の役人のことで、今でいうSPやガードマン的な役目を担う。雛人形では、お内裏様の護衛とされていて、弓矢を手にしている。右大臣・左大臣を模したものという説もある。この2人は年齢が異なっていて、向かって右の地味な衣装をまとっている老人の随身は、女雛のお付き。左に置かれている派手な衣装をまとった若い随身は体格がよく、男雛に付き従っている。
- 人形
「奈良人形」は一刀で掘り上げた力強いタッチが特徴。そこに込められた意味とは?(ならにんぎょう/naraningyo)
- 奈良県