五月人形に添えられる道具のひとつ。三宝飾りともいい、菖蒲酒の瓶子(へいし。酒器)と柏餅、粽(ちまき)の三つがセットになっている。菖蒲酒は、邪気を祓(はら)う力があると考えられていた菖蒲の葉を酒に浸したもの。柏餅をくるむ柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちない性質がある。そのことから、新芽を子、古い葉を親に見立てて、「跡継ぎが絶えない」「子孫繁栄」につながる縁起のよい食べ物として端午の節句に食べるようになった。粽は、餅を笹や茅(ちがや)の葉で巻いたお菓子。端午の節句に食べるようになったのは、中国の故事に由来するものとされている。
- 人形
「破魔弓」はこどもの日以外では、いつ飾る?その由来を解説(はまゆみ/hamayumi)
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- 端午の節句