Kyoto

05/07 (火)

あがり(あがり/agari)

寿司屋で客に出すお茶のことを「あがり」と呼ぶ。これは、江戸時代の花柳界、芸妓の社会で使われた「上がり花(あがりばな)」という言い回しに由来する。この業界では、客がつかない暇な芸妓を「お茶をひく」と表したため「お茶」という言葉は縁起が悪いものとして避けられていた。一方で、客がついて座敷に上がった芸妓は「おあがりさん」と呼ばれ、お茶のことを「上がり花」と呼んでいた。これが転じてお茶を「あがり」とするようになったとされる。

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