「風俗人形」とは日本各地の風俗を反映した人形。江戸風俗人形や京人形などがある（ふうぞくにんぎょう/fuzokuningyo）

日本各地の風俗を反映した人形。起源は平安時代にまで遡るといわれている。幕府が開かれ、当時の文化・政治の中心であった江戸で作られた江戸風俗人形、長く朝廷が置かれ、独自の文化を築いた京都で作られた京人形などがよく知られている。題材となっているのは、能や狂言、歌舞伎、日本舞踊や遊郭など。衣裳人形のひとつで、製作過程は細かく分業されていることが多い。