十人揃い以上の雛人形の中にいる五人一組の男性の人形。能楽の囃子方(はやしかた)をモデルにした人形で、宮中の行事で舞や踊りで音楽を奏でる役割を務めている。人形の顔は、一般的には童顔を使うことが多い。雛人形として考案されたのは江戸時代後期とされている。並び方は能の囃子方にならっていて、向かって右から謡(うたい)、横笛、小鼓(こづつみ)、大鼓(おおづつみ)、太鼓。これは、楽器の音が小さい順になっている。
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