うるち米やもち米などの粉に砂糖と水を加えて練り、型に入れて蒸したもの。くず粉やわらび粉などを使う外郎もあり、名古屋をはじめ山口、小田原などの名物菓子となっている。棹物とするのが一般的だが、6月30日の夏越の祓(なごしのはらえ)に食べられる「水無月」など他の和菓子の生地としても使われる。 名前の由来は室町時代に中国から伝わった、痰切りの丸薬の名から。薬の形や色が菓子の外郎に似ていたため名付けられたとも、薬の口直しに用いられたためともいわれる。
- 和菓子
ところてん(ところてん/tokoroten)
- 夏