Kyoto

05/02 (木)

ゆべし(ゆべし/yubeshi)

漢字では「柚餅子」と表す通り、くりぬいた柚子の中にもち米粉、味噌、醤油、砂糖、木の実などを詰めて蒸し、数ヶ月干して乾燥させたもの。「丸柚餅子」とも言う。この他、米粉に柚子の汁やすりおろした皮、味噌、砂糖などを合わせてこね、蒸して棹状にした菓子や、柚子の風味をつけた求肥も同様に、ゆべしと称される。もとは菓子ではなく室町時代には酒席で供される食べ物だった。江戸時代の書物『料理物語』にも記録が残る。

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