Tokyo

04/21 (日)

短刀(たんとう/tantou)

反りがほとんどない短い刀剣で、長さが1尺(約30センチ)以下の刀の総称。鎌倉〜室町時代は、敵と組み合って争う「組み打ち」や、敵の首を取る際に用いたという。安土桃山時代以降は戦場での出番が減ったとされるが、江戸時代以降は女性や子どもでも扱いやすい護身刀として、重宝された。長さを表す九寸五分(くすんごぶ)との俗称があるほか、刃を上に向けて腰に差して持ち歩いたことから懐刀(ふところがたな)、腰刀(こしがたな)とも。さらにその拵(こしらえ。鞘や柄など、日本刀の外装の総称)から鞘巻(さやまき)、合口(あいくち)などの名称も。

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