Tokyo

12/13 (金)

新正堂

創業 大正元年(1912年)

忠臣蔵ゆかりの商品が並ぶ老舗和菓子店

和菓子店といえば女性客が比較的多いなかで、男性客、特にスーツ姿のサラリーマンが行列をなす、新橋の老舗和菓子店。

彼らのお目当ては、「切腹最中」です。3代目・渡邊仁久さんが2代目から引き継いだ当時、一番の人気商品だった「豆大福」の消費期限は1日。「もう少し日持ちする和菓子が欲しい」という常連客からの要望に応えて考案したものです。最中の真ん中がパカッと開き、中からたっぷりの餡があふれ出ている見た目と、忠臣蔵をモチーフにしたユニークなネーミングが話題を呼び、今では「お詫びするときに持って行く手土産」としても知られる新正堂の看板商品になりました。

そのほかにも、移転前の店舗の場所が忠臣蔵ゆかりの地であり、店主自身も大ファンだったことから、忠臣蔵の四十七士を武者絵で描いた「義士ようかん」や、「陣太鼓どら焼き」など、歴史好きの心をくすぐる商品が揃います。閉店すると店頭のロールスクリーンに現れる四十七士の絵柄も注目です。

創業当時からの伝統を大切にしつつも、新しい発想でさらなる美味しさを追求する。「伝統は変えて繋げる」の精神で、新正堂の和菓子はこれからも進化し続けます。

沿革History

大阪で修業した初代・渡邊新次郎が、“新”橋に大“正”元年(1912年)に創業したことから「新正堂」と名付けられました。初代の店舗は、奥州一之関藩・田村右京太夫上屋敷(通称=田村邸)跡地内にあり、その後、関東大震災や太平洋戦争での空襲、環状2号線の整備と3度の移転を経て、2005年より現在の新橋4丁目の店舗で営業を行っています。

注目のこの逸品Pickup

切腹最中

5個入り 1,600円

最中が切腹しているようなユニークな見た目の新正堂の看板商品。サクサクの最中に純度の高い砂糖を使用したあふれんばかりの餡、大きな求肥(ぎゅうひ)の相性抜群です。謝罪時の手土産の品としても人気。

陣太鼓どら焼き

1個 250円(店舗限定)/5個入り 1,550円

原料の吟味から餡の炊き方、皮の焼き方に至るまで、伝統を受け継いだ職人の手によって手掛けられるどら焼き。切腹最中と共に購入し、忠臣蔵に想いを馳せながらいただく人も多いそうです。

豆大福

1個 250円(店舗限定)

ほんのり塩味をきかせた赤えんどうの割合を多めに配合、餡の甘さも控えめにした上品な味わいの豆大福。原料となる素材の味を最大限に活かし、伝統の技術に新たな工夫を盛り込んで仕上げた逸品です

老舗概要Outline

住所 東京都港区新橋4-27-2
アクセス JR新橋駅より6分、東京メトロ新橋駅より8分、都営地下鉄内幸町駅・御成門駅より8分
電話 03-3431-2512
営業時間 9:00〜19:00(月〜金)
9:00〜17:00(土曜)
定休日 日曜・祝日
※8月のみ土・日・祝
支払い方法 現金
外部リンク
公式ホームページ

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