十五人揃いの雛人形の中にいる三人一組の男性の人形。衛士(えじ)ともいわれていて、宮廷で貴人の従者や雑役係を務めている。雛人形では、それぞれに役割があり、向かって右から日傘をさしてお供をする立傘(たてがさ)、履物を預かる沓台(くつだい)、竿の先に丸い笠をのせて、雨をよけてお供をする台笠(だいがさ)の順に並べる(京都風では持ち物が異なり、右から箒、ちりとり、熊手となっている)。右から怒り、笑い、泣きの表情をしているのは、短気な若者から悲観的な中年を経て、円満な老年に至るという人生を表しているといわれている。
- 人形
端午の節句に飾る「五月人形」、その起源は何時代?(ごがつにんぎょう/gogatsuningyo)
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