KYOTO HAORI コンペティション 審査会&受賞作品

京都から世界に向けて発信するための新しい装いのカタチ「HAORI」のアイデア募集にあたり
48名の方々から61点の作品のご応募をいただきました。
2023年3月16日に審査会を実施し、一次通過作品12名を選出、うち6点の受賞作品を決定しております。

受賞作品

最優秀賞

制作者名KOTO 中村有希
ふりがなこと なかむらゆき
HP・SNShttps://www.koto-km.com
タイトルKOTO・シャネル風ジャケット
コンセプト着物のパターンや基本形はそのままに、今年流行のピンクカラーとツイード生地を使用し、女性なら1度は着てみたい憧れの「シャネル風ジャケット」を制作しました。肩の位置を通常の羽織の肩位置より下げてドロップ位置にすることで、洋装で流行りのドロップスリーブを、そして着物のお袖が洋装のパフスリーブをイメージできるように製作しました。着物の伝統ある形は残しつつ、日常生活に取り入れられるHAORIを目指しデザインしました。

優秀賞

制作者名北川 翔一
ふりがなきたがわ しょういち
HP・SNShttps://kyoto-kitagawa.co.jp/
タイトルひび・はおりよしⅠ~さわらび~
コンセプト日々のくらし、家の中で気軽に心地よく羽織るにはどのような場面かを想定し製作しました。
素材では、襟部分に「真綿(絹の手引きわた)」を入れ込むことで、暖かな絹本来のぬくもりと、紗の生地の絹特有の軽やかな着心地を楽しんでもらえるようにしました。
柄意匠では、府の伝統工芸品京鹿の子絞の連珠柄の絞りデザインに、絹の軽さや繊細さを万葉集の歌「石走る垂水の上の…」を色のイメージとして広げてみました。

優秀賞

制作者名株式会社に志山染匠 西山岳志
ふりがなかぶしきがいしゃにしやませんしょう にしやまたけし
HP・SNShttps://www.instagram.com/nishiyama.senshou
タイトル白樺風景
コンセプト都会から離れると世界中のどこにでもある風景。自分の故郷であったり旅をした思い出の地であったりそんな普通の風景を羽織に描いてみました。しかしながら昨今はこうした普通の風景が環境破壊や地域紛争により徐々に失われつつあります。
自然を大事にしたい 
平和な世の中であって欲しい
そんな当たり前の想いを込め製作致しました。

審査員特別賞

制作者名山田 絹子
ふりがなやまだ きぬこ
HP・SNS
タイトルウールでつくった竜巻絞り羽織
コンセプト桃山時代から伝わる「竜巻絞り」(糸でくくった形が龍に似ている)という技法で黒一色にシンプルな染と致しました。デザインだけが先行しないように、また日本の羽織文化を大切にしたい思いもあり和裁の裁断をとり入れ無駄が出ないようエコな技法も採用しました。カジュアルにオシャレに実用的に着用してもらうためにポケットがあったほうが便利と考えました。

審査員特別賞

制作者名佐藤 周子
ふりがなさとう ちかこ
HP・SNS
タイトル熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
コンセプト万葉集の額田王の歌「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」の世界観を表現した。
羽織全体を夜空に見立て、空に浮かぶ月を右袖に、満月の前後数日間だけ見ることができる「月の道」(月光が水面に映し出されて光の筋ができる現象のこと)を前見頃から後見頃にかけて配置し、月光が映し出す情景は生地・ぼかし・金箔でそれぞれ表現している。
タイトルの歌のように暗い世界の中でも強い気持ちを持って進んでいきたいという想いを託した。

審査員特別賞

制作者名辻󠄀井 健作
ふりがなつじい けんさく
HP・SNS
タイトルシンプルだが・・・粋
コンセプト表面を派手にすると着用する機会が限られるので、表は洒落た縫い紋を入れるだけにして、裏地で遊んでみました。脱いで初めて人の目にふれる男の美学をイメージしました。江戸時代に贅沢禁止令などで派手な着物を着ることが出来なかった時代に、町人たちは羽織の裏などに派手な柄を入れて密かにオシャレを楽しんだと言われています。

最終選考作品

最終選考

制作者名西林 誠司
ふりがなにしばやし せいじ
HP・SNShttps://www.instagram.com/yuikimonoseisakusyo
タイトルsewing
コンセプト和洋兼用の単衣はおり。
透け感のあるシルク100%素材を使用し、
ポイントには刺繍を配置しました。
刺繍はレースのような文様を微妙な色差をつけながら繊細に表現しました。
春先や秋にはおれるものです。

最終選考

制作者名弥満仁株式会社
ふりがなやまにかぶしきがいしゃ
HP・SNS
タイトル目返し絞りショート丈羽織
コンセプト総絞りで扇面と梅を組み合わせた文様、及び青海波の文様を絞りそれぞれ「目返し染め」と呼ばれる染色方法で鹿の子の目の中まで染色しています。
着丈はショート丈で仕立て、よりカジュアルに着用できます。

最終選考

制作者名岡元瑠菜 志賀久美子 森垣哲夫
ふりがなおかもとるな しがくみこ もりがきてつお
HP・SNS
タイトル美心伝心 (びしんでんしん)
コンセプト性別に囚われないデザイン、着やすい動きやすいよう両サイドにスリットとプリーツを入れるなど機能性だけでなく、デザイン的にもカジュアルにお洒落に着こなせるよう今どきの羽織を細部にまでこだわって作りました。

最終選考

制作者名山添 千種
ふりがなやまぞえ ちぐさ
HP・SNS
タイトル手織ヤクシルク胴服
コンセプト新開発の広幅手織機を用いて製織した生地を使用。
襟と肩を広く取り、直線的な着物ならではのシルエットを生み出すよう工夫した。
撚糸・整経・紋データ製作・製織・縫製まで、製作者が一貫して手掛けた。

最終選考

制作者名岩井 太伸
ふりがないわい たいしん
HP・SNShttps://www.instagram.com/taishin_iwai2001/
タイトル羽縁 (はべり)
コンセプト日本が世界に誇る畳文化に新たな価値を生み出したく制作しました。縁の特有の光沢感や日本の伝統文様を活かすことを心掛けました。
この作品が世界に誇る日本の畳文化のさらなる発展に寄与することを期待したいです。

最終選考

制作者名中澤 聡美
ふりがななかざわ さとみ
HP・SNS
タイトルストレート
コンセプト和服・洋服でも着用でき、男女どちらでも着用できるようなサイズ感やデザインを意識して制作しました。ベルト部分も着脱可能にしてあります。
一反から二着制作している為とサイズやデザイン等は対になるよう意識しました。
こちらの作品はスッキリとしたデザインを意識しています。

審査員紹介

ファッションデザイナー
NAOKI TAKIZAWA DESIGN INC. 代表

滝沢 直己 氏

リシュモン ジャパン株式会社
ヴァン クリーフ&アーペル ジャパン プレジデント

山本 晃子 氏

株式会社三越伊勢丹 三越銀座店 第2営業部
本館新館3階・新館5階 婦人服 バイヤー

浅野 宏一 氏