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11/21 (木)

酉の市とは?いつ開催?縁起熊手の買い方と飾り方とは

元は「酉の祭(とりのまち)」と呼ばれていたそうですが、祭りに市が立つほどの賑わいであったことから、現在は「酉の市」と呼ばれています。

酉の市の始まりは現在の足立区花畑にある大鷲神社であり、当初は近在の農民による、鎮守である鷲大明神への感謝を示す収穫祭でした。今は一年の無事を感謝し、次の一年の開運招福、商売繁盛を願うもので、「おとりさま」とも呼ばれ、親しまれています。

毎年、酉の市が開かれる「酉の日」は異なります。これは、酉の日が十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の「酉」にあたる日のことであり、日付にもそれぞれ十二支が割り当てられていて、いずれも12日おきにめぐってくるためです。

11月の最初の酉の日は「一の酉」、2番目が「二の酉」。年によっては、「三の酉」まで開催されます。

酉の市の名物といえば、縁起熊手。
元々酉の市が農業のお祭りであったことから、熊手は祭りの市の一角で農具として売られていました。その形が鷲が獲物を掴んで話さない様子や、落ち葉などをかき集める用具であることから、「福を鷲づかみにする」「福をかき集める」という縁起のいい意味を持つようになりました。
熊手には、麦の穂をはじめとして、小判やお多福、松竹梅に鶴や亀、ありとあらゆる縁起物が飾られたものや、シンプルにざるにおたふくの面のもの、枡に入ったものなど、様々な種類があります。気に入ったものを探してみてください。
熊手が売れた時の威勢のいい三本締めも、酉の市ならではの名物の一つです。

縁起熊手の買い方と飾り方とは

熊手は、「ますます商売繁盛・開運招福」というげん担ぎで、毎年一回り大きくしていくのがいいとされているので、初めて買う方は、小さいサイズから買うことをおすすめします。

買う時は、値札がないので、まず値段を聞いてみましょう。
そして、値切ります。支払う際は最初に聞いた金額を支払い、値切った分はご祝儀としてお店に置いていくのが、粋な買い方とされています。
酉の市ならではの楽しみ方として、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

熊手を買うと、お店の方が威勢よく三本締めをしてくれます。

持ち帰る際は、正面を前に向けて、高く掲げて歩きます。

飾る場所は、目線よりも高い位置、玄関や神棚などの高い場所に飾ります。玄関の場合は、良い運気が入り込むよう、出入り口に向けて飾りましょう。
飾った後は、埃などがたまらないよう、大切にしてくださいね。
さて、ここから、関東三大酉の市の一つ、浅草 鷲神社の酉の市の様子を、過去の様子も加えてご紹介していきます。

朝から夜まで、行列が絶えない浅草の鷲神社。
入り口前に熊手をお返しするところがありますので、昨年の熊手は、参拝の列に並ぶ前にお返ししておきましょう。
特徴的な叉木や大鳥居を抜けると、正面にはずらっと並ぶ提灯が。

参拝左右には、天井の高さまでところ狭しと熊手が飾られており、そこかしこから「「商売繁盛ますます繁盛!」と威勢のいい手締めの声が聞こえてきます。

昼間の様子。2023年は、外国の方の姿も多く見られました。
大きな熊手を3人がかりで運んでいる姿も見られ、その大きさに歓声が上がっていました。

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