そばのつけ汁を入れる容器で、「そばちょく」と読むことも。逆台形の形が「猪(イノシシ)の口」を思わせることから、当て字として名付けられたとされる。そば猪口は江戸時代前期に日本初の国産磁器として誕生した伊万里焼で作られた。その頃は、そばのつけ汁を入れる器としてではなく上流階級が食事の際に用いる器として用いられてきたが、江戸時代後期に江戸でそば食が普及すると町人層にまで広がり、普及版が作られるようになった。
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