水分が少なく乾いたお菓子全般で、江戸時代に茶道の発展とともに普及した。あんこや餅を使った水分の多い「生菓子」と比較して日持ちがよく保存しやすいという利点がある。 焼き種と呼ぶせんべい類や、蒸した米を干して炒り、水飴などで固めたおこし類、米や麦などの粉を煎り、砂糖などを混ぜて型に入れて抜き固めた落雁等の打物菓子、カラフルな色彩が特徴的な金平糖や有平糖などが干菓子と呼ばれる。多様な干菓子を詰め合わせた「吹き寄せ」は、その美しい佇まいから贈り物に重宝される。 ちなみに洋菓子ではビスケットやクッキー、ウエハース、キャンディ等が洋干菓子にあたる。
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