人形 春駒(はるこま/harukoma) 正月 張り子(はりこ。造形の技法のひとつで、竹や木で作った枠や、粘土で作った型に、和紙を貼り付けて作る)などで作った馬の頭を、棒の胴体に刺し、もう一方の先端に車輪をつけた玩具。正月の子どもの遊び道具。江戸時代中頃から、正月に春駒を持って家々を回る門付け芸が盛んになり、今でも民族芸能として新潟県佐渡市や山梨県甲州市などで受け継がれている。春駒を持った子どもや女性の姿を描いた舞踊人形や御所人形、羽子板も多い。