「薮」は「更科」「砂場」とともに江戸前のそば御三家の一つに挙げられる系統。薮そばは、そばの実の甘皮を適度に挽き込んだ粉で仕上げる、薄緑色の麺が特徴的。香ばしい味わいの麺に合わせて、つゆも濃いめに仕立てるのが伝統だ。 元祖は、幕末のころ江戸の団子坂にあった「蔦屋(つたや)」。のちに「薮そば」と屋号を変えたというが、その由来は店に竹藪の茂る広い庭があったためとの説や、「薮下」という地に店を置いていたからとの説がある。
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「更科(そば)」の意味や発祥は?(さらしな/sarashiana)
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