Tokyo

12/24 (火)

菩提酛(ぼだいもと/bodaimoto)

日本酒製造に使用される酒母の一種。および、その酒母を用いた酒の製法のこと。日本最古の酒母とも言われ、 奈良県奈良市の菩提山正暦寺で確立された菩提酛は、日本酒の発祥と言われている。菩提酛が現代の日本酒醸造に広く用いられる、酒母(速醸酛、山廃酛、生酛)と明確に違うのは、そやし水と言われる乳酸酸性水をあらかじめ造り、それを酒母の仕込みに用いる工程が存在する事である。これによって、速やかに酸性条件下で酒母を育成することを可能にした。乳酸発酵を利用した、菩提酛という酒母製造法の技法は、現代の生酛造りの原型になったと言われている。

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