米、米麹、水を発酵させ、もろみをこさずに造る酒。濁り酒、濁酒、白馬、もろみ酒ともいう。しかし厳密には、どぶろくと濁り酒は酒造法上の分類は異なる。酒税法の第3条第7号によれば、清酒を作る際は必ず米・米麹・水を原料として発酵させ、必ず「こす」作業を加えなければならないと規定されている。しかし、どぶろくは醸造過程において「こす」作業を行わないため、酒税法上は清酒ではなく、雑酒に分類される。一方、濁り酒は目の粗い酒袋で「こす」ため、日本酒に分類される。昔は、豊作祈願や収穫の感謝をする場において「神に捧げる神聖な酒」として捧げられていた。その風習は今も、全国の神社で行われている。かつては各家庭で造られていたが、酒造法で規制されたことにより無許可で造ることは禁止されている。
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福生のビール小屋(石川酒造)
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