Tokyo

11/24 (日)

生麩(なまふ/namafu)

小麦粉に水を加えて練り、でんぷん質を水で流した後に残ったタンパク質、グルテンにもち粉をあわせて茹でたり蒸したりしたもの。これに、こしあんを包んだ菓子が麩饅頭(写真)。 生麩は、鎌倉時代末期に中国から伝わり精進料理に用いられたとされ、肉食を禁じられていた当時の禅僧たちにとっての貴重なタンパク源となった。その後、茶事の中でもてなされる懐石料理の汁の具などに使われるように。現代でも煮物料理などに入れたり焼いて味噌を付けたりして食される。

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