日比谷公園と共に歴史を刻む西洋料理店
日本初の西洋公園として誕生した日比谷公園の中心、大噴水西側に位置する西洋料理店。公園と同じ年にオープンし、共に歩んできました。都会の真ん中とは思えないほど緑豊かなシチュエーションの中、120年もの間受け継がれてきたホスピタリティと「ハイカラ洋食」が存分に楽しめます。
オープン当時は、明治時代の文芸活動「パンの会」の会合が開かれるなど、夏目漱石や高村光太郎ら多くの文芸人の憩いの場としても愛されていました。
昭和48年(1973年)からは、先着1,500名に店自慢のビーフカレーを10円から提供し、集まった募金をさまざまな団体に寄付をする「10円カレーチャリティ」をスタート。放火によって炎上焼失した松本楼が新装開店した記念として開催されたこのチャリティは、以降毎年9月25日に開催されています。
1階のグリル&ガーデンテラスでは、その名の通り緑に囲まれたテラス席が人気。ランチタイムにはカレーやハヤシライス、オムライスなど伝統の洋食、ティータイムには自家製ケーキなどのスイーツ、ディナータイムでは飲み放題プランやコース料理なども利用できます。
3階には本格フランス料理が楽しめるボア・ド・ブローニュが。選りすぐりのワインをはじめとしたアルコールも種類豊富に取り揃えられており、ゆったりとした特別な時間が過ごせると人気です。