芝・浜松町は羽田空港からモノレールで約20分の場所にあり、アクセスに便利なエリアですが、御鎮座一千年を超える芝大神宮や、「旧芝離宮恩賜庭園」や「浜離宮恩賜庭園」といった江戸時代に建築された代表的な庭園など、日本の歴史ある景観を楽しめる場所でもあります。
今回は、旬の味をお楽しみいただける、創業100年を超える、お蕎麦の老舗「更科布屋」と、江戸前寿司の老舗「おかめ鮨」をご紹介します。案内役はagataJapanのマークです。


agataJapan マーク
今回老舗にお伺いしたのは・・・
日本のよいものを世界へ 世界のよいものを日本へ
伝統のよいものを現代へ 現代のよいものを伝統へ
をミッションに”文化の交差点”づくりを通じた世界の調和を目指し活動してしています。
"江戸そば"の老舗 「更科布屋」で季節を味わう
まず大門駅のA6出口の目の前にある、1791年創業の江戸そばの老舗「更科布屋」さんにお伺いしました。
御鎮座一千年を超える「芝大神宮」や、江戸幕府将軍家・徳川家の菩提寺である「増上寺」がほど近い場所にあり、食後に参拝するのもおすすめです。
店内では、7代目当主の布屋萬吉さんが温かく迎えてくださいました。

今回は、お正月からお雛様の時期に販売している縁起のいい季節ものである、「蛤そば」を頂きました。大ぶりの蛤を乗せ、出汁がよく出た人気のお蕎麦です。
「出汁を濃く取り、醤油の辛さを消す」のが江戸前のお蕎麦の特徴なのだとか。蛤の身からも出汁からも、旬の味を堪能することができました。

「季節の香り、旬をそばに重ねて、月ごとに違うお蕎麦をお出ししているので、ぜひお楽しみいただきたい」と金子さん。
更科布屋のそばは、人の手で回すのと同じ速度の石臼製粉が最大の特徴。麺の種類は4種類あり、そば粉8割・小麦粉2割ののどごしがよい「二八そば」、そば粉10割の「生粉打ちそば」、更科に季節の食材を入れた家伝の2種類の「変わりそば」を、毎日お楽しみいただくことができます。
ぜひお気に入りのお蕎麦を見つけに、足をお運びください。
⚫︎芝大門 更科布屋
東京都港区芝大門1-15-8
03-3436-3647
http://www.sarashina-nunoya.com/

伝統を守りながらも進化を続ける江戸前寿司「おかめ鮨」
続いてお伺いしたのは、更科布屋さんから国道15号を直進したところにある、1856年創業の江戸前寿司の老舗「おかめ鮨」さん。

ランチにおすすめの「ばらちらし」は、いろんなお魚を細かくして作ったもの。「おかめ八目」 といい、マグロ・白身・小肌・穴子・海老と2種類の野菜・卵焼き・エビのおぼろを配して作り上げているそうです。
新鮮な様々な具材の味わいを口の中で楽しむことができました。
※具材は季節により変わることがあります。

「江戸前寿司は 塩・酢・醤油・日本酒を用いて、日持ちをするように作っているのが基本。しょっぱいもの、酸っぱいもの、甘く煮しめたものなどのバランスをうまく配分している」とお話しいただいたのは、五代目店主の長谷文彦さん。
「昔から変わらないもの、今風にお好みに合わせたもの、足し算引き算でがんばって参ります。」
店主自ら毎朝豊洲市場に出向き、旬の魚や食材を仕入れ、握り鮨やちらし寿司をご提供されているとのこと。
ぜひ旬の味わいにいらしてください。
⚫︎おかめ鮨
東京都港区芝4-9-4
03-3451-6430
https://www.okamesushi.com/

浜松町と言えば東京の中でも都会というイメージが強いですが、御鎮座一千年を超える芝大神宮があったり、100年を超える老舗があったりと、伝統が息づいていることを改めて実感できました。
ぜひ皆様も足をお運びください!
