「向付」は懐石料理の最初に出される。その名前の由来は？（むこうづけ/mukouzuke）

懐石料理の最初に「折敷（おしき）」にのせて飯と汁とともに供される料理。なますなどの酢の物や刺身を出すことが多い。「向こう」「お向こう」ともいう。名前の由来は、折敷の「向こう側（客のすぐ前には飯・汁があり、その奥側のこと）」に置くことから。向付の器は、食べた後も取り皿として引き続き用いることから、これに用いるお皿は、茶会の主催者のセンスを表現する重要な存在となっている。