寛永寺・不忍池辯天堂（かんえいじ・しのばずのいけべんてんどう／Kan’ei-ji Benten-do Temple)

上野公園の北側に位置する寛永寺は、1625（寛永2）年、江戸城の鬼門の方角にあたる地に、天台宗の慈眼大師・天海大僧正によって建立されました。正式名は「東叡山 寛永寺」であり、天台宗の別格大本山の寺院です。根本中堂、清水観音堂、開山堂（両大師）などからなり、複数の建物や塔などが重要文化財に指定されています。寛永寺は徳川家の菩提寺であり、御霊廟には6名の将軍が埋葬されています。寛永寺の山内にある不忍池辯天堂は、天然池の中に琵琶湖と竹生島に見立てたお堂として建立されました。蓮池、ボート池、鵜の池があり、夏には一斉の蓮の開花を楽しむことができます。