創業370年。和紙の伝統を守り続けてきた老舗
江戸幕府の開府から商業と文化の町として栄え、現在は多くの高層ビルが立ち並ぶ日本橋。和紙の老舗「小津和紙」は、昭和通りと旧日光街道を結ぶ道沿いにあります。ビル1階外壁の大きな三角印の中に「久」の字が描かれた暖簾がとても印象的。
店内には、様々な手漉き和紙販売エリアと、紙漉きが実体験できるエリアがあります。和紙の歴史や完成するまでの工程を学びながらつくる和紙は当日持ち帰り可能。手ぶらで参加OKであるため、初めての方も気軽に体験できます。「昨今は、日本の方だけではなく外国人観光客も多く訪れてくださって大変賑わっています」と広報担当の高木清さん。
3階にあるのは小津史料館。小津和紙の歴史とともに、江戸時代の日本橋の様子などを知ることができます。他にも手漉き和紙の作品が展示されている2階のギャラリーでは、展示品を無料で観覧でき、小津文化教室では様々なジャンルの教室を開講(見学・受講要予約)しています。ここに来れば、和紙の魅力を存分に味わうことができる施設なのです。