浅草の夏の風物詩、浅草寺のほおずき市
浅草寺で行われるほおずき市の起源は、1764~72年頃といわれる歴史あるもの。当時「ほおずきの実を水で丸飲みすれば、大人は癪(なかなか治らない持病)を切り、子供は虫気(腹の中にいると考えられた虫による腹痛など)を去る」という民間信仰があり、ほおずきを求める人で賑わったそう。
境内ではこの2日間に限り、黄色の掛け紙の祈祷札「黄札」や「雷除札」が授与されます。また、ほおずきのほかに、風鈴も販売され、涼やかな音が鳴り響きます。また、この2日間のいずれかに浅草観音に参拝すれば、四万六千日参拝したのと同じご利益があると伝えられているため、ほおずき市は別名「四万六千日」といわれています。