東京で18年ぶりの回顧展
街に生き 街に死す
描くことに命を捧げた伝説の洋画家
大阪、東京、パリ。3つの街で、画家としての短い生涯を燃焼し尽くした画家、佐伯祐三(1898-1928)。2023年に生誕125年を迎える佐伯の生涯は、多くのドラマと伝説に彩られています。彼が生み出した作品群は、今なお強い輝きを放ち、見る人の心を揺さぶらずにはおきません。
本展では3つの街での佐伯の足跡を追いながら、独創的な佐伯芸術が生成する過程を検証します。
1. 厳選した代表作100余点を一堂に展示
大阪中之島美術館が所蔵する国内最大の佐伯祐三コレクションを核に、全国の美術館と個人所蔵家から集めた多くの名品で構成される本展は、佐伯芸術の魅力を再認識し、新たな発見へと導く機会となることでしょう。
2. 東京では18年ぶりとなる回顧展
東京では意外にも、2005年に練馬区立美術館開館20周年を記念して開催された展覧会「佐伯祐三-芸術家への道-」以来、18年ぶりの佐伯祐三の本格的な回顧展となります。
3. 赤いレンガ壁の空間で味わうパリの街並みを描いた数々の名作
東京駅創建当時の構造レンガがそのまま展示室の空間に生かされている東京ステーションギャラリー。パリの石造りの建物と重厚な壁に魅了された佐伯の作品を展示するのに、誠にふさわしい空間だといえます。