国宝「普賢菩薩騎象像」公開。仏教信仰の歴史をたどる
明治初年の廃仏棄釈によって仏像や仏画が廃棄されていく状況を憂い、それらの文化財の保護に力を注いだのが、大倉集古館を設立した実業家・大倉喜八郎。彼は、釈迦信仰をはじめ、密教や浄土教信仰が生み出した仏など、中世から近世に制作された仏画や仏像の名品を多く蒐集してきました。本展では収蔵品の仏教美術から、仏教信仰の歴史をたどります。
特に収蔵品の中でも名品として知られる国宝「普賢菩薩騎象像」を特別公開。学芸員が、展覧会の見どころを伝える「みどころトーク」も開催します(12月23日14:00~、要事前申込制)。