約700年の歴史がある、雨止めを祈る伝統芸能
大田区の厳正寺で開催される、雨を止める祈りの伝統芸能。約700年の歴史があり、東京都無形民俗文化財に指定されています。
毎年7月第2日曜(2022年は7月10日)13時、「道行」という雨乞いの儀式からスタートします。わらで編んだ縄を渦巻き状に巻きあげた雄雌2匹の龍神の中に大貝を吹く人が入り、水をかけられながら進みます。行列には、龍神のあとに、牡丹が描かれた扇子をかざす少年少女の「警固」、笛頭を先頭にした「笛師連」などが続きます。
厳正寺境内の舞台に到着すると、赤い面の雄獅子と黒い面の若獅子と金の面の雄獅子の3匹の獅子が奉納笛・唄に合わせて舞を披露。舞が終わると、三匹の獅子が舞台から降りて観客の頭に獅子をのせ終了です。
龍神を間近で見る際はかなり水がかかってしまうので、濡れても良い服装、水濡れ対策での見学がおすすめです。