羽子板市

一年の締めくくりに華やかで縁起物の羽子板を

毎年 12月17～19日に浅草寺境内に立つ「歳の市」。桐で出来た羽子板に押絵で装飾を施した「押絵羽子板」を売る露店が浅草寺の境内に並びます。
羽根つきの羽根は虫を食べるトンボに似ていることから「悪い虫を食べる」、または、羽根の先端に付いている豆から「まめに暮らすことができる」と連想されるため、縁起物とされています。
押絵羽子板は、職人さんが完成まで約70近くの材料を使い、多くの工程を経て完成します。代表的な羽子板は、歌舞伎の「狂言物」や舞踏姿の美女を表現した「見立物」など。その年に活躍した芸能人・政治家・スポーツ選手などを押絵にした「世相羽子板」も名物で、毎年話題になります。
また、購入した人に対して、露店の方が縁起の良い三本締めをしてくれます。鮮やかな色合いで美しい羽子板を購入すれば、運気が上がりそう！