「最後の浮世絵師」二人の辿った道に迫る
幕末を代表する浮世絵師・歌川国芳の門下生である、落合芳幾(おちあいよしいく)と月岡芳年(つきおかよしとし)。ともに浮世絵制作の腕を磨き、良きライバルとして当時は人気を二分しました。その後、芳幾は発起人として関わった毎日新聞の前身である「東京日々新聞」の新聞錦絵を描くようになります。一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、数多くの作品を描きました。
本企画展では、彼らが描いた浮世絵の展示を通して、浮世絵衰退の時代に生きた彼らの生涯を振り返ることができます。
こちらの美術館は、2023年4月10日から2024年秋頃まで設備入替および建物メンテナンスのため長期休館する予定です。休館前最後の展示なので、ぜひ訪れてみて。