茶室の床の間原寸模型を設え、茶道具を展示
国宝『源氏物語絵巻』をはじめ、数々の名品を収蔵する五島美術館。当館にある茶室「古経楼」「松寿庵」「冨士見亭」の床の間の原寸模型を展示室内にしつらえ、所有する茶道具コレクションから約70点を展示します。
今回は、懐石道具・炭道具のほか、武将や大名ゆかりの茶道具も展示。注目は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけて活躍した大名茶人・小堀遠州の茶道具。遠州は、さびの中にも華やかさや美しさを追い求める「綺麗さび」を提唱した人物で、遠州の茶道具も質素ながら垢ぬけた魅力があります。
特集展示として、茶の湯の包み裂(つつみぎれ)である名物裂(めいぶつぎれ)や更紗なども公開します(会期中一部展示替えあり)。