西欧の王侯貴族にも愛された古伊万里を中心に約80点を展示
江戸時代の伊万里焼と世界との関わりにフォーカスした展覧会。伊万里焼とは、1610年代に誕生した日本初の国産磁器で、佐賀鍋島藩領の有田を中心とした地域で焼造されました。
17世紀半ば、当時磁器大国だった中国が輸出事業を縮小したことで、伊万里焼の海外輸出がスタート。西洋に渡って人気を博し、室内装飾として王侯貴族の居城の一室に伊万里焼の器が飾られたこともあったそう。当展覧会では、こうした江戸時代の伊万里焼の輸出時代に注目。柿右衛門様式や古伊万里金襴手様式の伊万里焼など、西欧の王侯貴族にも愛された古伊万里を中心に約80点が展示されます。