静嘉堂が所蔵する全ての国宝など選りすぐりの名宝を展示
岩﨑彌之助(彌太郎の弟、三菱第2代社長)と岩﨑小彌太(三菱第4代社長)の父子2代によって創設され、今年で130周年を迎える専門図書館及び美術館の「静嘉堂」。2022年10月にギャラリーを世田谷・岡本から、丸の内の重要文化財建築である明治生命館1階へ移転したことを記念し、開催される特別展。
静嘉堂が所蔵する全ての国宝のほかに、茶道具・琳派作品・中国書画や陶磁器・刀剣といった選りすぐりの名宝を、4つのテーマで展示します。
必見の作品は、俵屋宗達筆の国宝 「源氏物語関屋や澪標 図屏風」(前期)と、酒井抱一筆の「波図屏風」(後期)。前期には、気品漂う「宋~元」時代の、後期には明るく清らかな「明~清」時代の絵画と工芸品を公開します。