重要文化財全17作品を展示
東京国立近代美術館は1952年12月に開館し、2022年度に開館70周年の節目を迎えました。これを記念し、明治以降の絵画・彫刻・工芸の中から、重要文化財に指定された作品全17件を公開展示します。重要文化財は貸出や公開が限られる貴重なものですが、今回は一堂に集結。高村光雲の『老猿』や菱田春草の『黒き猫』、高橋由一の『鮭』など、学校の美術の教科書で紹介されたことのある有名な作品にも多数お目にかかれます。
現在は「傑作」と言われる作品でも、発表当初は新しい表現を打ち立てた「問題作」とされていました。そうした作品が、重要文化財に指定されるに至った美術史の秘密にも迫ります。