クライマックスは最終日の宮出し!浅草が熱気に包まれる
浅草の初夏の風物詩として知られる浅草神社の例大祭。期間中に約180万人が訪れ、下町・浅草が1年のうちで最も活気に溢れる時といわれています。
三社とは、浅草神社の旧称の三社権現社に由来しています。祭りの始まりを告げるのは、「大行列」。お囃子屋台をはじめ、鳶頭による木遣り、芸妓連の手古舞や組踊りが行列を組んで町を歩きます。
行列は、浅草寺裏にある東京浅草組合を出発し、浅草寺の雷門・仲見世通り、浅草神社へ向かいます。その際に、東京都無形文化財指定の「神事びんざさら舞」も奉納されます。
クライマックスは最終日の「宮出し」。令和5年は朝6:30に宮出しが始まります。約1トンの神輿3基が担ぎ出され、次々と街へ繰り出します。3基の神輿が通るルートは各々異なります。例年、浅草公園、浅草中央、雷門、仲見世などのエリアを練り歩きます(詳細ルートは公式サイトを参照)。「ソイヤ、ソイヤ」と威勢の良い掛け声が下町に飛び交い、浅草周辺には勇壮な姿を一目見ようと大勢の見物客が訪れお祭りムードに。