12m以上ある役行者絵巻を特別展示
半蔵門ミュージアムでは、特集展示「修験と密教の美術 祖師とみほとけ」を入場無料で開催。当館所蔵の絵巻、仏画などの仏教美術を、間近でご覧いただけます。
【見どころ①】12m以上ある役行者絵巻を展示
修験道は諸信仰が集合した、日本独自の信仰の形で、飛鳥~奈良時代の役小角(役行者/神変大菩薩)が祖とされます。本特集展示では、役小角の物語を描いた現存数少ない役行者絵巻を展示し、役小角の足跡を辿ります。絵巻は草花などを金泥で描いた料紙も用いられており、とても美しい作品です。
【見どころ②】貴重な聖宝(理源大師)直筆署名のある解由状を展示
醍醐寺を開いた聖宝(理源大師)は、役小角の約200年後に大峯山を復興、当山派と呼ばれる真言系修験道の流祖になりました。今回展示する東寺解由状は、東寺の官職交替にあたり引継業務が完了したことを証する文書で、数少ない聖宝の署名がみとめられる貴重な資料です。また、聖宝の肖像も展示し、その面影をたずねます。
【見どころ③】外部講師による講演を会期中に2本開催
■講演会「古代・中世における修験道の足跡をたどる-その教説と実践-」
5月28日(日)14時~15時30分 永村眞 氏(日本女子大学名誉教授)
■講演会「山岳信仰と仏教」
6月25日(日)14時~15時30分 鈴木正崇 氏(慶應義塾大学名誉教授)
※どちらも、会場・オンライン併催(1週間の見逃し配信あり)/参加費無料/事前申込制