延命寺は1982(昭和57)年に小塚原回向院から分院独立した浄土宗のお寺です。この地は江戸時代、品川の鈴ヶ森刑場と並ぶ刑場として、明治時代始めに廃止されるまで約20万人が処刑された小塚原刑場の跡地であり、亡くなった刑死者の菩提を弔うため、1741(寛保元)年に像高1丈2尺(3.6m)の巨大な地蔵尊「首切り地蔵」を建立、安置されているのが特徴です。また、刑死した罪人の安寧のほか、日光街道で行き倒れた人の菩提を弔う役割も担っており、明治維新以降は災厄除けや病気治癒にご利益のある地蔵として地域からの信仰を集めています。「首切り地蔵」とともに「題目塔」が荒川区指定文化財となっています。
延命寺・首切り地蔵/小塚原刑場跡(東京・南千住)(えんめいじ・くびきりじぞう/Kubikiri Jizo of Enmeiji Temple, Site of Kozukahara execution chamber)
スポット概要Outline
住所 | 荒川区南千住2-34-5 |
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アクセス | JR・地下鉄南千住駅より2分 |
電話 | 03-3807-0897 |
創立・開業 | 1741(寛保元)年 |
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