店舗地下にある糀室から、至高の甘酒が生み出される
神田明神の大鳥居の脇に店を構え、江戸時代より現在まで6代続く甘酒屋。甘酒をはじめ、甘酒と同じく糀を原料とした納豆や味噌などを販売しています。こちらの「明神甘酒」は、店舗の地下6メートルにある「土室(むろ)」でつくり出された糀を使用しています。明治37年(1904年)に壁や天井を補強し改築された土室は、関東大震災や東京大空襲にも耐えた強固なもので、1年を通して16〜18度という、糀をつくるのに最適な温度を保つことができます。糀をつくるのに4日、甘酒をつくるのにはさらに1日を要し、職人たちがその日の温度や感覚を頼りに、糀と向き合い続けています。また、店舗には喫茶店も併設されており、甘酒はもちろん、夏期限定で登場する、甘酒の上に削った氷をかけた「甘酒かき氷」も評判です。