世代を超えて愛される元祖レイズン・ウィッチ
クッキー、レーズン、クリームのバランスが絶妙で、東京土産や差し入れの品としても喜ばれる「元祖レイズン・ウィッチ」と言えば、巴裡 小川軒。目黒の自社工房で丁寧に焼き上げていて、原材料の状態から素材の選別、焼き加減に至るまで、厳格なチェックをクリアしたものだけがお店に並びます。
創業時は洋食屋を営んでいた小川軒ですが、洋菓子の製造・販売を始めたのは2代目の小川順氏。彼がモットーとしていたのが、「材料8割、腕2割」というポリシーです。どれだけ素晴らしい腕を持っていても、材料次第で製品の良し悪しが決まってしまう。だからこそ、材料をとことん厳選し、安全で美味しい、鮮度も高いお菓子づくりを心掛けるという教えは、今でも大切に守られています。
たとえば、旬の過ぎたフルーツは使用しない。人工香料や合成着色料は極力使用を控える。製造から販売まで、原則として巴裡 小川軒のスタッフが対応し、責任をもってお客様に届ける。生ケーキはもちろん、焼き菓子においても、美味しいうちに食べてほしいとの願いから賞味期限を短く設定。食べきれるサイズや個数も計算済だそうです。
店舗は新橋店と目黒店の2つ。どちらもお隣に喫茶が楽しめるサロン・ド・テが併設されており、焼き菓子を買い求める人や和やかなティータイムを楽しむ人たちの笑い声が溢れています。