食べ始めたらとまらない、風味豊かな本格煎り豆
白山通り西片交差点近くに建つ明治20年(1887年)創業の煎り豆店。現在は5代目ご当主の石井雄貴氏夫妻と、先代である4代目ご夫妻の4人で店を営んでいます。店内に入り、まず目を引くのは、振り網と呼ばれる大きな豆煎り機。落花生や大豆などは店内で煎り上げているため、煎り時間に店を訪れると芳ばしい香りを感じることができます。こだわりは豆の種類や、その日の気候、湿度によって煎り時間を細かく調整していること。落花生は15~20分、煎大豆は1日水に浸した後、1時間30分ほど煎るそうです。初代から受け継がれてきた伝統であり、豆本来の風味を引き出すために欠かせない工程なのだとか。
一番人気は創業時から変わらないシンプルな製法で作られた落花生。他にもそら豆にカレー粉をまぶしたカレー豆やわさび風味を加えたわさび豆、バター風味の豆菓子などアレンジがきいた約30種の味が、リーズナブルな価格で楽しめます。お酒のおつまみにも子どものおやつにもおすすめです。