Tokyo

12/21 (土)

直刀(ちょくとう/tyokutou)

古墳時代末期〜奈良時代にかけて用いられた古代刀剣の一つ。その名の通り、刃の部分に反りがほとんどなく、まっすぐか、わずかに内反りで片刃のもの。日本刀の原型とも言われる刀剣「湾刀(わんとう。反りのついた刀)」が登場する以前に多く作られた。湾刀とは異なり「鎬(しのぎ。刀剣の棟(むね。刃先と反対側の側面)寄りの一段高くなった箇所。刀を強化する役割)」がないのも特徴。刃長が60cm以上のものを「大刀」(たち)、それより短いものを「横刀」(たち)と書き表す。同じ読み方で反りの付いた大型の刀剣の「太刀」(たち)とは区別される。

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