都内有数の桜の名所として知られている千鳥ヶ淵。皇居のお濠の一つで、江戸開府の後、麹町から流れる小川をせき止め、水源を確保するためのダムとして機能していました。かつては隣接する半蔵濠とつながっていましたが、1900(明治33)年に埋め立てられ二分されました。「千鳥ヶ淵」という名の由来は、淵が千鳥の形をしているためという話や、都鳥が集まる地であったためなど、諸説あるといわれています。春には土手に約260本もの桜が咲き誇り、都内有数の桜の名所となっています。お濠沿いに整備された約700mにわたる「千鳥ヶ淵緑道」や、ボート場も設けられており、桜を間近に楽しめます。
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