華やかに装飾された桐の工芸品で日常を彩る
桐の家具や小物の製造・販売を手がける箱長。製品の装飾に、独自技術“桐木目込み細工”を採用しているのが特徴です。桐木目込み細工は、桐の表面にひょうたんやとんぼなど、縁起物の図案を描き、彫刻刀で彫り、和紙で裏打した正絹の着物地を木目込む技法。桐材と布地のぬくもりが調和した華やかな工芸品に仕上がります。
4代目の宮田健司さんは、桐木目込み細工の繊細な手仕事から、優れた技術を持つ人におくられる「台東区優秀技能者」として表彰されています。
毎月1回実施される「桐木目込み細工体験・教室」では、あらかじめ彫りの工程を済ませた桐を使って、自身で着物地を選び木目込みを体験することができます。初回はプチ福箱(小さい桐箱)を、難易度の低い「扇・瓢箪・桜」の柄で3個制作。初心者でも丁寧に教えてくれるので安心して参加することができます。