真言宗醍醐派の別格本山で、正式には大悲山塩船観音寺といいます。大化年間645~650年)に若狭国の八百比丘尼が一寸八分の紫金の観音像を当地に安置したのが開山で、貞観年間(859~877年)には安然和尚が12の坊舎を建てて中興したと伝えられています。本尊の十一面千手観世音像は木彫の立像で、像身四尺六寸(約1.4メートル)、鎌倉時代の1264(文永元)年の作です。山門は国の重要文化財で、またツツジ、アジサイ、ヒガンバナ、萩など花の名所として知られています。4月中旬~5月上旬に開催される「つつじまつり」はとくに有名で、境内斜面には約2万本のつつじが咲き乱れ、参拝者の眼を楽しませてくれます(期間中は入山料あり)。画像提供:塩船観音寺