老舗フェスティバル2026 クラフトジンセミナー 東京八王子蒸溜所・アレンビック金沢・森の京都蒸溜所のクラフトジン

地方創生とクラフトジン蒸溜所|東京八王子・アレンビック金沢・森の京都が語る【老舗フェスティバル2026】

「本当においしいジンとは?」——老舗フェスティバル2026のクラフトジンセミナーでは、3つの蒸溜所のジンを飲み比べながら、それぞれのこだわりと地域との関わりを語り合いました。ファシリテーターは横山和幸さんです。

冒頭、横山さんは「ジンとは何か」を整理しました。穀物などを発酵させた醸造酒を蒸留して度数を高め、そこにボタニカル(香りの素材)のエッセンスを加えたものがジン。ご当地の素材を使うことで個性を出せるのが、ジンの面白さだといいます。

YouTubeチャンネル「日本の老舗」で公開したセミナー動画とあわせて、話の内容を紹介します。

【クラフトジン】地方創生とジン蒸溜所|東京八王子・アレンビック金沢・森の京都【老舗フェスティバル2026】(YouTubeチャンネル「日本の老舗」)

収録:2026年10月3日 老舗フェスティバル2026(東京・日本橋)/再生時間:46分32秒

動画の見どころ

  • そもそもジンとは——醸造・蒸留・ボタニカル
  • 東京八王子蒸溜所:プラスチック成形の会社が「化学」の視点で
  • アレンビック金沢蒸溜所:ビールからジンへ、57度のネイビーストレングス
  • 森の京都蒸溜所:酒蔵に残っていた菌でボタニカルを発酵
  • 「クラフト」とは何か
  • 作り手は増えた。次は飲み手を増やす

チャプター

  • 0:00 開会・登壇者紹介
  • 0:44 そもそもジンとは
  • 7:44 東京八王子蒸溜所——化学の視点から始めたジン
  • 10:13 金沢蒸溜所——ビールからジンへ
  • 14:43 森の京都蒸溜所——酒蔵の菌とボタニカル発酵
  • 21:28 地元とどう関わるか
  • 34:10 「クラフト」とは何か
  • 40:25 これからやりたいこと——飲み手を増やす

3つの蒸溜所

東京八王子蒸溜所は2022年スタート。本業はプラスチック製品の押出成形を手がける会社で、三代目が「蒸留はナフサをつくるのに欠かせない技術」という化学的なつながりからジンに取り組みました。この日持参したのは、ロンドンドライジンのスタンダードを目指した「クラシック」です。

アレンビック金沢蒸溜所の中川さんは、クラフトビールでの独立を考えていたところからジンに絞りました。代表作は25種類の試作の8番目のレシピ「8番」。度数57度のネイビーストレングスや、バーボン樽・マデイラ樽で熟成させたカスクシリーズも展開しています。金沢の伝統工芸の作家たちのものづくりの姿勢を、香りの重ね方に取り込みたいと話します。

森の京都蒸溜所は、1860年創業で昭和後期まで日本酒を造っていた酒蔵ののれんを継承しました。蔵に残っていたサンプルを調べると、そこにしかいない菌が見つかったそうです。その菌でボタニカルを発酵させてから蒸留するという、おそらく世界でもここだけの製法で、果実やバラ、ヨーグルトのような香りを引き出しています。酒蔵は見学できるスペースとして残し、かつて女性や子どもが入れなかった蔵に地元の人を招いたこともあるそうです。

作り手は増えた、次は飲み手

最後に3者がそろって挙げたのは、飲み手を増やすことでした。クラフトジンの作り手は急増している一方、飲み手の伸びはまだ追いついていない。「意外と和食に合うし、揚げ物に合う。居酒屋でもガンガン飲める」と森の京都蒸溜所の鈴木さん。横山さんは「ジンは白紙。作り手それぞれがどんな絵を描くか」と、これからのジャンルへの期待を語りました。

買う・調べる

※登壇した3蒸溜所のジンは、老舗通販.netでは現在個別の取り扱いがありません(2026年10月4日確認)。各蒸溜所の公式サイトでお求めください。

老舗フェスティバル2026について

agataJapanでは毎年、日本が世界に誇る老舗の技術と文化に触れられるイベント「老舗フェスティバル by agataJapan」を開催しています。2026年は10月3日(土)、日本橋の福徳の森・仲通り周辺で開催し、老舗・ご当地マルシェ、日本酒の飲み比べ、老舗サミットなどのセミナー、ステージパフォーマンスに多くの方にお越しいただきました。

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