大分県の南東、豊後水道に面した津久見市は、人口約1万4000人のコンパクトなまちです。老舗フェスティバル2026では、ご当地ブースへの出展に加え、石川正史市長がセミナーに登壇しました。ファシリテーターは横山和幸さんです。
石川市長は山口放送、大分放送で放送の現場に携わったのち、2023年12月に第20代市長に就任しました。この日は午前に会場の津久見市ブースに立ち寄り、在京の津久見出身者の会に顔を出してから駆けつけたそうです。
YouTubeチャンネル「日本の老舗」で公開したセミナー動画とあわせて、話の内容を紹介します。
収録:2026年10月3日 老舗フェスティバル2026(東京・日本橋)/再生時間:46分52秒
動画の見どころ
- 石灰石の産出量は日本一——リアス海岸と港の近さ
- 平安時代に植えられ、いまも実をつけるみかんの木
- 温泉県・大分で、温泉のない2つの自治体の1つ
- マグロ漁師の船上めし「ひゅうが丼」と魚のコロッケ「ぎろっけ」
- 酒造施設が一つもないまちに、ジン蒸溜所をつくる構想
チャプター
- 0:00 開会・石川市長の紹介
- 1:14 石川市長のご挨拶
- 2:57 石灰石の産出量日本一のまち
- 5:00 平安時代のみかんの木と、津久見高校野球部
- 9:19 大分県で数少ない「温泉のない町」
- 13:26 ひゅうが丼とモイカ
- 15:33 ソウルフード「ぎろっけ」
- 23:58 セメントのまちを誇りに
- 30:17 津久見初の酒造施設——ジン蒸溜所の計画
- 40:31 県ジンプロジェクトと九州の連携
石灰石と、みかんと、野球のまち
津久見は石灰石の産出量が日本一。山と、それを運び出す港が近いリアス海岸の地形が発展を支え、関連するセメント工場も集まっています。向こう100年、200年は掘れる量があるそうで、事前申込制で鉱山見学のツアーも企画しています。
もう一つの顔がみかんです。市内には1150年代、平安時代に植えられたとされるみかんの木が9本残り、いまも実をつけています。この実は、ふるさと納税の返礼品としてだけ手に入る貴重品。甘夏が生まれたのも津久見だといいます。春夏の甲子園で優勝した津久見高校野球部と合わせ、「みかんとセメントと野球のまち」と呼ばれてきました。
ひゅうが丼、ぎろっけ、そして温泉
名物は、マグロ漁師が船の上で火を使わずに食べていたスタミナめし「ひゅうが丼」。ごまだれで和えたマグロの漬け丼で、大分県内の丼グランプリで何度も1位を取っています。魚のコロッケ「ぎろっけ」は東京のイベントでも完売する人気で、広島のスタジアムでも売り切れたそうです。
一方で、温泉県・大分の18市町村のなかで、温泉がない自治体は2つだけ。その一つが津久見です。逆に「最後の18番目」として温泉にちなむ何かを打ち出せないか——市長はそんなアイデアも語っていました。
津久見にジンの蒸溜所を
後半の話題は、津久見にジンの蒸溜所をつくる構想です。津久見には現在、日本酒も焼酎も含めて、お酒をつくる施設が一つもありません。その中心人物として関わるのが、ファシリテーターの横山和幸さんです。
みかんをはじめとする柑橘、石灰岩層を通った硬い地下水——津久見ならではの素材をどう生かすか。横山さんは「地元の食に合うこと。津久見なら魚に合うジンがあってもいい」と話し、ジンの素材を使ったジェラートなど、お酒以外のコンテンツづくりも提案しました。県ジンプロジェクトの「大分県ジン」(干し椎茸)に続く、津久見のジンの誕生が楽しみです。
買う・調べる
※津久見市の特産品は、ふるさと納税や市内の直売所などでお求めいただけます。
老舗フェスティバル2026について
agataJapanでは毎年、日本が世界に誇る老舗の技術と文化に触れられるイベント「老舗フェスティバル by agataJapan」を開催しています。2026年は10月3日(土)、日本橋の福徳の森・仲通り周辺で開催し、老舗・ご当地マルシェ、日本酒の飲み比べ、老舗サミットなどのセミナー、ステージパフォーマンスに多くの方にお越しいただきました。
- イベント詳細:老舗フェスティバル2026 by agataJapan
- 特設ページ:老舗通販.net 老舗フェスティバル2026特設ページ
- セミナー全編:老舗フェスティバル2026 セミナーアーカイブ(YouTube)
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YouTubeチャンネル「日本の老舗」
この動画を公開しているYouTubeチャンネル「日本の老舗」では、創業100年を超える老舗の当主へのインタビューや、老舗フェスティバルのセミナーを配信しています。ほかの回は動画で見る日本の老舗からご覧ください。
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