【2023年残暑見舞い状のマナー】知っておきたい常識と相手別の文例集

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【2023年残暑見舞い状のマナー】知っておきたい常識と相手別の文例集

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いざ残暑見舞い状を送ろうと思ったときに悩んでしまうのが、出す時期です。そこで、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに、送る時期はもちろん、残暑見舞い状と暑中見舞い状との違いや、送る際に気をつけたいこと、送る相手別の文例などを教えていただきました。

残暑見舞い状の意味を知ろう

“残暑見舞い状”とは、残暑の頃、普段なかなか会えない人やお世話になった方の健康を気遣い、自分の近況を知らせる夏のあいさつ状です。“残暑”とは、“暦のうえで秋になっても残る暑さ”をさします。そこで夏のあいさつ状といえば、“残暑見舞い”のほか、“暑中見舞い”がありますが、その違いはご存じでしょうか。
「暑中見舞い状も残暑見舞い状も、“体調を崩しやすい暑い時期に相手の健康を見舞う便り”という点は同じです。大きく違うのは、出す時期です。“1年で最も暑さが厳しい時期”に出す暑中見舞い状は、秋の始まりとされる立秋の前日までに出し、立秋(8月7日ころ)以降なら残暑見舞いとして送ります。そして、書く内容も残暑を意識したものとなります」(西出さん/以下同)。

2023年の残暑見舞い状を出す時期はいつからいつまで?

残暑見舞い状の書き方

書式としては、ハガキに毛筆を使って縦書きで手書きするのが最も丁寧なスタイルです。ただし、毛筆が苦手な人などは、筆ペンや毛筆風に見えるペンなどを利用してみてはいかがでしょうか。万年筆でも構いません。ただし、ボールペンやマジックなどは、事務作業用という印象を与えかねないという理由から、挨拶状には使用しない方が良いと言われています。
したためる内容は相手との関係によって異なりますが、まずは一般的な書き方をご紹介します。

残暑見舞い状をハガキ以外で出す場合のマナー

残暑見舞い状はメールやSNSで送っても大丈夫だそう。こちらは暑中見舞い状に関しても同様です。
「普段からメールやSNSでやり取りしている相手なら、問題ありませんね。双方が慣れているコミュニケーション手段であれば、相手にも自分にも負担がありません。形式にとらわれ過ぎず互いにやり取りのしやすさを大事にすることが、相手思いのマナーとなりますね」。

残暑見舞い状のやり取りで避けるべきNGパターン

残暑見舞い状を止めたい場合は?

疎遠になってしまった人との残暑見舞い状のやり取りを止めたい場合、“年賀状じまい”のようにひと言あいさつしたほういいのでしょうか。
「年賀状とは意味合いが違いますし、疎遠になっている人であればなおのこと、積極的にそこまでする必要はないと考えます。例えば、相手から暑中見舞い状や残暑見舞い状が届き、返信したいと思えば返信をする。そうでないと思えば、相手との関係性に応じて返信をしないというのも選択肢としてあります。もちろん、返信はしたほうが良いです。しかしそうすると次年度も同じことが繰り返しとなり、結局、残暑見舞い状を止めることにはならない可能性がありますね。相手を気遣うことも大事ですが、自分の気持ちや環境・資源を大切にすることもマナーです。現代は自身の気持ちに正直に無理のない範囲でできることを行う時代です。ご自身の気持ちや状況も大切になさって判断してくださいね」。

相手を思う気持ちを込めて出したい、残暑見舞い状

季節のあいさつ状のやり取りは、気持ちを込めたコミュニケーションとしたいもの。儀礼的なものではないからこそ送る相手への気遣いと、“あの人はどうしているかな”という自分の素直な思いを大切にして残暑見舞い状を楽しんでは。そうして送る一枚のハガキやSNSのメッセージに、受け取った相手はきっと笑顔になるはずです。

取材・文/手塚よしこ
イラスト/篠塚朋子

西出ひろ子さん

お話をお聞きしたのは…

マナーコンサルタント。相手の立場に立つ『真心マナー®』をモットーに活動。NHK大河ドラマや映画、CMなどにおける俳優やアスリート、タレントへのマナー指導及び出演の他、皇室関連のマナー取材も多数。書籍監修および執筆も100冊以上と多く、著者累計は100万部を突破。西出さんが伝えるノウハウは日常の生活や仕事で気軽に取り入れられつつも手応えを感じられるもので、納得度の高い内容が人気。
西出ひろ子さんの情報は公式サイト及び、Instagramにて随時更新中。

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