創業 元禄12年(1699年)
鰹節もブランドも鮮度が命。新しさを大切にする鰹節専門店
にんべんのヒット商品といえば、オレンジ色のラベルでおなじみの「つゆの素」。「我が家でもこの一本は必ず常備していて、幼い頃からこれで育ちました。高校時代からは自分で鰹節を削ることもよくありましたね」と微笑む13代目ご当主・髙津伊兵衛さんによれば、「つゆの素は、昔は甘口と辛口がありましたが、今は一本化しています。最近はプレミアムクラスの『つゆの素ゴールド』シリーズの人気が高まっています」。
鰹節一筋の軸は貫きつつ、時代の空気を捉えた新しい商品を生み出し続けているにんべん。「COREDO室町1」(東京・日本橋)に入居する「にんべん 日本橋本店」をのぞいてみると、400種類を超えるユニークな商品がずらり。さらに、店内には、鰹節の削りを実演販売する「日本橋削り場」、 “一汁一飯”をコンセプトにかつお節だしを使ったスタンディングバー「日本橋だし場」も併設。
「ここはもともと移転を前提とした仮店舗でした。どうせ“仮”なら、削りたての鰹節を試食したり、できたてのだしを味わったりできる“体験型”にしてみたかった。いわば実験だったんです」と2010年のオープン当初を振り返る髙津さんですが、蓋を開けてみれば大ヒット。そのままこの店を本店と定めて今に至るとか。ちなみに、日本橋だし場の「かつお節だし」(1杯100円)は2021年に累計98万杯を突破したというから人気ぶりがうかがえます。「新しいものを取り入れることこそ、にんべんが320年という長い歳月を生き抜いてこられた秘訣。思えば、“現金掛け値なし”のような新しい決済スタイルを導入したり、『本枯鰹節』が世の中に登場した際もいち早く扱ったりして、多くのお客さまの支持をいただいてきました。伝統も大切ですが、私たち自身がワクワクしながら新しいことを取り入れて進むことも重要です」。
にんべんは今、海外市場でも成長中。「2015年と比較すると、商品の輸出量は約2倍になりました。鰹節はまさに日本の誇り。これを後世に伝えつつ、世界の人々にもだしの美味しさを知ってもらえたらうれしいですね」。
沿革

元禄12年(1699年)創業。伊勢生まれで12歳から江戸で年季奉公を始めた髙津伊兵衛が、20歳の時に、日本橋で戸板を並べ、鰹節と干魚類の商いを始めたのが起こり。その後、数々の大名家を得意先とし、正価を定めて現金で商品を売る“現金掛け値なし”のビジネスなども取り入れながら事業を拡大させました。江戸時代後期に、それまで燻して乾燥させるのが一般的だった鰹節に、カビを何度もつけて熟成させる「本枯鰹節」の技術が確立すると、にんべんでもこれを積極的に扱って、広く人気を博します。その後、明治維新や関東大震災、戦争といった大きな時代の流れに翻弄されつつも、そのたびに立ち直り、現在も原点である日本橋に本店を構えています。
“削りたて”の幸せな味と香りを届けたい

髙津伊兵衛さん
にんべん13代目ご当主
鰹節は扱いがむずかしく、空気に触れるとすぐに酸化して生臭くなってしまいがち。でも、削りたての鰹節は、とても芳醇で良い香りがするのです。おいしいだしは、味はもちろん、実は香りも重要な要素。これからも、味と香りの両方を満たす上質な鰹節を提供し続けます。
注目のこの逸品

本枯鰹節削りたて
にんべん 日本橋本店の一角にある「日本橋削り場」では、ほぼ毎日削られている、削りたての本枯鰹節を買うことができます。普段はなかなか口にできない削りたてのフレッシュな味わいを堪能してください。

薫る味だし
8g×22袋入 1,728円〜1,944円
だし本来の味と香りを極める、個包装の本格だしパック。素材になるべく熱をかけない乾燥法で香りを残し、各包装に不活性ガスを充てんして酸化を予防。だしをひくだけでなく、袋を開けて、中身をオリーブオイルやお酢に合わせて即席のドレッシングにしたり、チャーハンの味付けに調味料として用いたりと幅広いアレンジが楽しめます。味は「かつお」、「かつおと昆布」、「焼あご入り」の3種類。

野菜を美味しく食べるたれ
200ml 540円〜594円
「ごま」「うま塩」「玉ねぎ」「柚子」の4種類のフレーバーを、旨味たっぷりの鰹節の風味とともに楽しめるタレ。野菜にかけるドレッシングとしてはもちろん、肉や魚とも相性抜群。ほかにも、和える・つける・漬け込むといった用途にも使用でき、とくに鶏肉を漬けると、柔らかくしっとりとした仕上がりに。化学調味料、保存料、着色料無添加。
スポット概要
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