01|第2回 “酒サムライ”あおい有紀さんと巡る 東京の老舗酒蔵ツアー|石川酒造

東京の二つの酒蔵をめぐる日帰りバスツアーが、2024年1月20日(土)に開催されました。酒蔵の伝統と日本酒の魅力に触れることをコンセプトとして、”酒サムライ”であるフリーアナウンサーのあおい有紀さんがナビゲーターをつとめるこの企画は、今回で2回目。

この日、最初に訪れたのは、福生市にある「石川酒造」です。国の登録有形文化財に指定されている建造物が6 棟もあるという歴史ある酒蔵は見応えたっぷり。見学の様子をお届けします。

 

車内では酒サムライのあおい有紀さんによる日本酒や酒蔵の解説を聞きながら、わきあいあいと目的地に向かいました。

バスを降り、壁に沿って歩くと、趣ある入り口が見えてきました。

中に入ると、正面に本蔵が見えます。

蔵の前で出迎えてくれたのは、営業部長の小池さん。

軽妙なトークで、石川酒造が1863年創業、国の登録有形文化財に指定された建造物を6 棟有する歴史ある酒蔵であること、その中で今も酒造りを行っていることを説明してくれました。

簡単な石川酒造についての説明の後は、さっそく本蔵の中の見学です。

まず一杯、お酒をいただきます。石川酒造のお酒の特徴である「甘み」と「旨み」を感じることができました。

「食事に合わせる」のではなく、「いつもの食事に寄り添う」お酒だという言葉が印象的です。

 

また、酒米ではなく、食用米で酒造りをしているのも大きな特徴です。今回は、東京産のコシヒカリを使った「八重菊 純米生酒」をはじめ、1本ずつ説明を聞きながら、5種類のお酒を試飲させてもらいました。

同じ蔵のお酒なのに、味わいがまったく違うのが面白い!

1杯ずつ試飲した後は、みなさん気になるお酒を手酌でおかわり。お土産に買っていくお酒を何にするか、飲みながら選んでいました。

お酒の説明を受けた後は、敷地内を見学。

蔵の入り口の大きな杉玉(酒林)は、なんと手作り!年によって、微妙に形が異なるそうです。

本蔵を出てすぐにあるのは、玉川上水熊川分水の流れと、樹齢400年を超える2本の夫婦欅。

欅の根元には仕込み水があり、またお米の神様「大黒天」様と、お水の神様「弁財天」様がお祀りされています。美味しい酒造りに欠かせない、豊かできれいな水に感謝しつつ、これからも美味しいお酒ができるよう、祈願しました。

石川酒造は、ビールの製造も行っています。

最初にビール作りを始めたのは明治時代。当時使用していた釜が今も残っています。

ただ、当時はすぐにビール作りは撤退したのだとか。

この麦酒釜は、おそらく日本に現存する明治期の唯一の釜。戦争でお寺の釜まで鉄砲玉になっていた時代にほとんどの麦酒釜が失われましたが、この釜はビール事業から撤退した際に売却され、隣の市の庭に埋められており、池と勘違いされて収集を免れたそうです。

1998年、18代目がビール醸造を復活し、今に至ります。

敷地内のいくつかの国登録有形文化財の説明を受けた後は、直売店「酒世羅(さけせら)」でお買い物タイム。日本酒の代表銘柄「多満自慢」やペールエール「多摩の恵」をはじめ、多数のお酒や食品、グッズが並んでいました。

石川酒造にはレストラン「福生のビール小屋」があり、この日も店内は賑わっていました。

私たちは「食道いし川」で、お魚のコースを。

みなさん、日本酒やクラフトビール、思い思いに楽しんでいました。

「どのお酒が気に入ったか」、「このお酒も試してみたい」など、自然と会話も弾みます。

満腹になったところで、次の酒蔵へ・・・

石川酒造は敷地内にレストランがあることもあり、入り口は解放されているので、お一人でも気軽にお立ち寄りいただけます。
蔵の見学は予約が必要ですが、散策コースは自由に楽しめますので、ぜひお食事がてら足を運んでみてはいかがでしょうか。

”酒飲みのテーマパーク”石川酒造

石川酒造の歴史は文久3 年(1863)9 月1 日(旧暦)に始まります。

多摩川の対岸、小川村(現在のあきる野市)の森田酒造の蔵を借りて、石川家の13代当主和吉が酒造りを始めました。

日本酒「多満自慢」、クラフトビール「多摩の恵」「TOKYO BLUES」の醸造元で、国の登録有形文化財に指定された建造物を6 棟有する歴史ある酒蔵です。

大きなケヤキが見守る敷地には、ゆるやかに時間が流れ、季節ごとの日本酒やビールの魅力に出会うことができます。

agataJapan.tokyoでもご紹介しています。

https://agatajapan.com/tokyo/en_us/plan/%e7%9f%b3%e5%b7%9d%e9%85%92%e9%80%a0/

老舗通販.netで石川酒造のお酒をお買い求めいただけます。

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